2024年夏 暑さが激しく洋蘭の管理が難しかったです

1.概要

地球温暖化の影響か年々 夏の温度上昇が激しくなっており、洋蘭の育成管理も注意が必要になっている。 2024年夏は高温の日が多く、洋蘭にかなりダメージがかかっていました。来年に向けて注意しないといけない点をまとめてみました。

2.今年の夏の状況

私の場合は洋蘭のための温室を設けていないので、家の庭に面した小さいコンクリート打ちのステップやウッドデッキで育てています。今年 関西の2024年はとても熱く、カトレアなどの洋蘭は日焼けで葉がやけたりして、ダメージがとても大きかったです。 いつも夏に咲くカトレアも今年は開花しませんでした。 来年も猛暑が予想されるので、対策をしていきたいと考えています。

葉焼けが多かったカトレアの苗 (その部分をカット)

遮光ネット 1枚だけで真夏には薄かった

3.来年に向けた対応

3.1 遮光ネットの遮光率を上げる

南向きで直射日光が当たるので、遮光ネットを設けていましたが、遮光率が低かったと思っています。来年はきちんと遮光率の高いネットで直射日光を防ぐようにしたいと考えています。  洋蘭の育て方の本(やさしい洋ランの育て方事典 広田哲也 監修 成美堂出版)によれば、遮光率は年間で以下の率が良いようです。

             1~2月  3~5月  6~8月  9~11月 12月 

  カトレア        10%  50%   70%    50%  10%

  胡蝶蘭/デンドロビューム 30%  50%   70%    50%  30%

 春先は50%、夏は70%、秋は50%が良いようです。ネットを重ねるなどして来年は対策をしたいと考えています。

 3.2 風通しをよくして温度を低くしてあげる

以前マンションにいた時はベランダがとても熱かったので扇風機を設置して日中風を送っていました。一戸建ての家に引っ越した後、庭には風が通るので扇風機をおいていませんでした。でもこの暑さに対しては扇風機が必要と思いました。来年は扇風機で少しでも風通しをよくして、温度管理をしていきたいと考えています。