本気で FIREをめざすための投資形成入門

2024年1月26日

 30才でセミリタイアした私の高配当、増配投資法

投資方法の本

●概要

最近図書館から借りて読んだ投資に関する本の感想をブログにしました。FIREとまでは言わなくても、今後の投資方法を考えている方には、1つの投資手法として参考になりますので良かったらお読み下さい。

1.(著者が)FIREを実現した方法

著者(穂高さん)は三菱系の企業に入り社会人の生活を開始しましたが、入社の最初から自分で投資してFIREを実現して、早く会社をリタイアすることを目標に実現を目指し活動を始めた。 その方法は、

 (1)収入の大部分を投資に回す

生活費の無駄を省き、浮いた資金(7〜8割)を投資に回すことを入社当時から継続された。 倹約するための方法が10個以上紹介されています。(私も行っている内容も多くあり、共感しました。)

 (2)投資先はシンプル

投資の先は米国株 ETF (高配当、増配型)や、米国の個別株(高配当株)にのみ集中して投資を継続した。  通常高配当率は4%程度。その配当も再投資に回されて、配当分含めて複利で利益が上乗せされて増えていく考え方でいくように投資した。

2. 30代でFIREを実現して会社をリタイア

その結果約10年くらいでFIREを実現。会社をリタイアして投資を継続し、配当金で生活費を賄っておられる。

3.感想

(1)高配当株の配当金で生活

 年金生活に入ると入ってくるお金は限られてきますが、1つの入金のポケットとして高配当株は配当を定期的に受けられるので有効である。米国株がハードルが高いのであれば、国内株でも高配当を行っている銘柄があり、少し投資をしてみるのも良い方法ではないかと思います。

(2)FIREが早く実現された要因

米国株(ダウ等)はこの20年くらい株価は上昇基調にあるため、この部分も大きく影響している。

(3)米国株に着目

米国の企業は日本に比べて成長を続けており、米国株とりわけ高配当株に着目して投資している点は、選択として有効な選択肢と思われます。

 (4)高配当株

投資家を呼び寄せるために無理に高配当を維持している会社には注意が必要ですが、日本より米国の方が、投資家重視して利益を出しつつ、経営方針で高配当を継続といったマインドが強く持っている。投資先として良い。

 米国全体の株価下落による影響を気にしたらきりがないが、投資先の一部にこのようなETFを組み込み、トライしてみることは有効と思った。なお、本書の中には高配当のETF銘柄も紹介されているので、参考になると思います

(5)年金生活の知恵として

 年金資金が投資リスクにより目減りしてしまう危険が伴います。

 しかし、もし余裕資金があれば、投資する枠をきっちり決めた上で、その範囲で高配当株に投資することにより、配当の恩恵をウケる方法も良いと感じた。 市場が大きく下落する局面は必ず来るものなので、市場の変動により、投資している資産が大きく目減りする場合もある。全てを投資に回すのは、リスクが高いという考え方もある。どこまで投資に回すか?は現在の年齢のステージや保有資産の状況、それ以外の収入などを総合的に判断して、バランスのよい投資方法を自分で考えてやってみることが大切ではないかと思う。


 なお、楽天証券 や マネックス証券でも 米国株式(含むETF)も取り扱っています。 

楽天証券の米国ETF銘柄

   VYM バンガード米国高配当株式ETF

   HDV i シェアズ コア米国高配当株式ETF

SPYD SPDR ポートフォーリオ S&D 500 高配当株式ETF

   など、本講読本に紹介されている銘柄も含めて購入できます。

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年金生活の知恵袋