ウェルナー教則本を練習しています(22年1月)

2024年1月26日

●概要

新型コロナウィルスがもう2年間も続き、気の抜けない日々が続いています。今度はオミクロン株という新種が広がり、1月に入り急速に感染者が拡大しています。正月も明けてチェロの練習を再開しました。最近のウェルナーの練習状況を報告します。

1.独学中

もう1年くらい独習で練習をしています。徐々にではありますが、チェロがよく響いてくれるようになってきました。私のチェロの本来の音色が少しずつ綺麗に聞こえるようになってきました。

 心がけている点は 
 ①弓を軽く持ち、ぎゅっと握らない。

  ②各弦に対して、弓が直角になるように心がける

  ③肩や腕に力が入らないようにして弾く   

曲の難しい部分で上記の注意点を常に保って弾くことは難しいです。練習曲を繰り返し、繰り返し弾いて、曲の難しい部分でも正確に力まずに弾けるようになるまで練習を継続しています。

1年が経過し難しかった曲もだんだん綺麗に弾けるようになってきている気がします。
その結果、チェロの音色もチェロ本来の音色に近い弾んだ音になってきました。ウェルナーの練習がルーティーンになっているので、同じ曲を何度引いても空きがきません。

(歳を重ねた結果か、同じことを振り返すことが逆に楽しくなっているのかも知れません)

 ああ、今日はチェロがこんなにいい音を出してくれた。このような喜びを少しずつ感じられるようになりました。

2. 4ポジションの練習曲

1ポジションの曲もかなり弾けるようになり、 最後の16分音符連続する曲も練習しています。指の移動が早いので、指や頭で押さえ方を覚え込むまで練習を繰り返しています。そして少しずつなめらかに弾けるようになってきます。(まだまだですが) 

4ポジション前の練習曲(No.9)

#が3つあるので、左手小指を拡張の位置で抑える部分が多くあります。A線以外は全て拡張になり、曲中のところどころで、拡張しない音程に変化する部分もあり、拡張→拡張無→拡張のように、再度拡張を要求されるため、一定して拡張位置を正確に抑えることができていません。

 このような場合は拡張のポジションまで届かず、音程(位置)が低めになります。そのようになるのは、大概腕がしっかり手前に出てきておらず、手の位置が苦しくなっています。

 ああ、まだまだなあと思いながら、練習しています。

3.広い範囲の曲を繰り返し練習

以前、先生についていた頃は、1曲にOKが出るまで、同じ曲を振り返し、練習して、その曲が完成するまで前に進めないというパターンでした。その場合であっても自分で他の曲はいくらでも練習できますが、課題曲に集中してクリアすることに力点が行き、単調な練習になってしまいがちです。

 現在は自分で好きないように、場合によっては、ページをジャンプして2ポジション、3ポジションの曲もかじって引いてみたり、自分の赴くまま弾いています。

 この方が現在の自分には合っている気がしています。
現在は1ポジションの中間から4ポジションの初めくらいまでの曲を選んで繰り返し繰り返し練習しています。 このような複数の曲で幅を持たせ、ラッセル車のように少しずつ少しづつ、前に進めていきます。
結局1年経ってもそんなに大きなゲインはありませんが、確実に各曲はうまくなっている気がします。
独学の難点は弾き方が自己流になって固まってしまう点。やはりまた先生についてみてもらう必要があると考えています。

4. 第二パートも弾いて練習

ウェルナー教則本の中には、2人で弾く曲がところどころにあります。 

2パートになっている練習曲例
2パート側が難しくなる箇所(例)

 先生が2パート目を弾いて合わせて頂き、そのハーモニーにとても感動しました。
自分でも1曲を録音して2曲目を重ねて弾けばおもしろいだろうなあと考えて、2パート目(主に伴奏のような曲になっている)も練習しています。 伴奏の曲は低音層の響きを味わえるので、単調な部分もありますが、気持ちも落ち着く曲で楽しいです。

 また、突然ハイポジションに跳ね上がる部分(細かく刻んで)があり、難しくなっています。この部分のクリアに時間がかかりそうです。

 この部分は4ポジション以上の技法が必要にななりますが、ポジション移動の指示が書かれていないので、「こうかなあ?」と考えながらトライしています。一度自分でポジションと指番号を書いて見たいと思います。

 1パートと2パートが両方できるようになったら片方を録音して、重奏しようと考えています。

5.4ポジションの練習

4ポジション練習は、同じ弦の中で2から4の指順で、拡張無しと拡張有りの位置で練習が始まります。

###.写真  4ポジションの最初の練習曲  ###

4ポジションの基本練習(初め)

 A線では、五線譜から外れた位置の音程になります。このため、譜の位置から音程を理解する癖が未熟なのでともかく、右手親指をチェロのネックに固定しておき、「各指をそのまま指板に落として、その位置で正確に押さえる」に注意して、耳でこの音程で合っているか確認しながら練習します。

 拡張のパターンの間には、同じ音階のパターンをA線→D線→G線→C線と移っていく練習があります。

 このページの基本的な4ポジションの基礎練習をしておくと、次に出てくる4ポジションの練習曲 2曲は大概の部分はスムーズに弾けます。

4ポジション練習曲(最初の曲)

  曲の後半部分は大概難しくなっており、曲の最初は早く記憶できますが、後ろの方を覚えるには時間がかかるので、焦らず繰り返し練習を行なっています。


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