5月~6月の洋蘭の様子と育成工夫について

2022年6月4日

5月も15日を過ぎて、東海地方まで梅雨入りの情報も入ってきました。関東もそろそろ同じ露の季節に入ってきます。
5~6月 いよいよ洋蘭も芽が延びだしてきて、その生長にお手伝いや注意をして忙しい季節の入り口になってきました。

1.洋蘭の様子

特に、カトレアは分岐している株の先から1~2本の新芽が出て、延びだしている株が多くなってきました。これから生長してくるの、注意して育てていきたいです。

新芽の様子

2.育成の工夫

(1)新芽を折らないように注意し、必要なら対策しましょう。

株が増えて、水やりなどで置き場を移動したり、強風で倒れたりして、せっかく延びてきた新芽を折ってしまい、花芽まで到達できなくなってしまったら、(>_<)です。このため、鉢の移動や新芽の位置には細心の注意を払って作業したいです。
(昨年も何本か不注意で折ってしまった株がありました)

 ①新芽は出っぱって生長するので注意
 新芽は外へ外へ延びた茎のそのまた先から横上方向に出てきますので、周囲にあるものにぶつかりやすいです。
  A.ある程度余裕を持った配置をする。
  B.各鉢の配置は固定して、移動によるぶつかり等のアクシデントが発生しないようにする。
  C.棚なら落下しないように工夫する

ベランダで風当たりをよくするためにテーブルや棚の上に株を置きますが、強風や人、物の動きで当たって落下したり、配置ずれたりします。このようなことがないようにするには、鉢を棚にくくりつけたり、鉢トレーなどを購入して、それにいれてあげるなどの工夫が考えられます。
 昨年度もうっかり、新芽を折っちゃったというアクシデントを複数回経験しています。
 今年はすでにベランダに出しました。落下、移動しない工夫をしています。

私は100キンで購入したトレーを活用し、そのトレーに鉢を入れて店頭しないように工夫しています。

転倒防止トレー

なお、鉢トレーはインターネットで検索したところ、^所沢鉢センター様^が販売しています(送料がかかります)が、鉢トレー で固定する場合は参考にして下さい。

https://www.garden-bank.com/SHOP/7283/list.html

D.水やり、液肥のやり方
 水やりはバケツなどの容器まで株を移動するのではなく、じょろなどでを株まで持っていき、鉢は移動させないやり方が安全です。液肥についても、量が余計にかかる心配があり、移動していたりしますが、鉢まで持っていって与える方法で今年はできるだけやってみたいと考えています。
実際私の場合、昨年度は水や液肥の節約のため、鉢をバケツのある場所に持っていって作業していました。この移動や作業場所で新芽にダメージを与えることがありました。
 →今年は鉢固定でベランダ作業をやることに心がけたいと考えています。

(2)直射日光に注意

 昨年度も直射日光に当たって、カトレア、胡蝶蘭が日焼けしてダメージを受けました。現在は昨年度使用した黒い遮光ネットをベランダに張りました。

この遮光ネットはダイソーで100円で販売されているものです。

また、ベランダのフェンス(すりガラス)からの光も影響があると考えて茶色の遮光ネットを張りました。このネットもダイソーで購入しました。

@@@ 銀色の       @@@

銀色遮光ネット(50%)

これからもっと日差しが強くなりますので、しっかりした遮光ができるように
通販サイトで銀色(50%遮光)のネットを購入しました。6月くらいになったらベランダの上部に 張る予定です。

なお、遮光ネットは上部壁から吊っていますが、このフックもダイソーさんで購入できます。壁に接着する強度が強い、熱で接着面を炙って接着させるものがおすすめです。

  

(3)肥料などの管理


作業カレンダーを壁に張り、液肥、置き肥、活力液を与えた日をカレンダーにメモするように工夫しました。忘れて記載できていないケースもありますが、与えすぎや肥料の与え忘れなどがわかるように、つけていこうと考えています。

(4)固形肥料


 向山洋ラン園様の肥料が良いとの評判をインターネットで見たので購入して見ました。
年1回で十分との掲載されており、早速 カトレアなどに少しの分量で与えて見ました。

モルコート


 ・以下より「洋蘭の育成」のメイン画面に戻れます。↓

洋ランの育成方法