チェロを始めるのに必要な小物(その1)

2022年6月4日

チェロを弾けるようになるため、練習に必要な楽器(チェロ)やそれに付随して必要な小物は通販でも購入できます。今回は通販で手軽に購入できる小物の紹介です。

1.チェロ

楽器(チェロ)がまず必要ですが、私は25年程前に初めてチェロを教えて頂いた先生(市民オーケストラのチェロを担当されていた方)に紹介してもらいバイオリンやチェロの修理を行っている小さな工房でチェロを探して頂き購入しました。これから初めて購入をご検討されている方は先生や専門の楽器屋さん(または修理など扱う工房)にご相談されて実際におとを出したり、弾いてから購入されることをおすすめ致します。
このチェロは購入して25年くらいになります。レッスンの時にしか外に持ち歩かず、いつもケースにいれていますので、今でもあまり傷や汚れも少なくきれいなチェロです。
 ①チェロの名前; ドイツ製でチェロの名前(工房)は エドヴァルド・ツ製でしっかりした作り、今でも板の接合などしっかりしています。値段は50~70万円くらいのクラスと記憶しています。

 なお、チェロを販売しているお店の紹介やAMAZONで販売している例を以下のページに紹介していますので参考になさってください。


 

1.1チェロのメンテナンス

(1)松ヤニの掃除

 弓の馬の毛に松ヤニをつけますので、ひいたときの松ヤニの小さい粉が弦、指板、チェロの表の板に白くたまります。終わった後に、清掃用のフェルトのような布で吹いてあげます。
私は弦用の布と板用の布で2つ使い分けています。この拭き掃除をしないと板の表面が松脂で段々こびりついてくるので、毎回拭くようにしています。
拭き用の布;アマゾンの通販などでも販売していますので参考になさってください。
 
(2)乾燥対策
 チェロはある程度の湿度を保っていないとチェロの調子が代わり一定の状態を保つのが難しくなり、弦の音程がすぐに狂ったりします。弦が狂うとその都度、練習する前に大きな調弦が必要になります。また、調弦時に思わず弦が切れてしまう目に会いますので、特に冬場は保湿対策が必要です。
このためにダンビットのような保湿用具を使います。ダンビットについては別のブログで説明していますので参考になさってください。今年はダンビットに加えて、ティッシュペーパーを水に湿らせ、ビニール袋に入れ、チェロケース内のポケットに入れることの追加で行ってみました。その結果、冬中 弦は一度も大きく音程が崩れることがなく、弦が切れることもありませんでした。
 Dampit(ダンピット) チェロの乾燥対策
 チェロの小物のamazonで販売されているものを品目別に整理しています。参考になさってください。

(3)弦の切れ
  弦は強く張りますので、それによる拾うやチェロ側のメンテナンス状態が悪いと調弦時に無理な力が加わったり、ペグの泊まりが悪いことによる調整によるストレスなどにより、切れることがあります。いつ切れるかはわからないので出来れば替え用の弦を用意しておくことをおすすめします。 

2.弓

  チェロを引く大事な弓です。私はチェロと一緒に楽器修理屋さんで購入しました。メーカは米国製のようです。値段は10万円近くしたと記憶しています。
 昨日ユーチューブで5本の弓の聴き比べという動画があり、聞いていましたが、確かに値段の高い弓はそれなりに味わい深い感じがして聞こえました。


3.チェロケース

少し値段が高いですが、ハードケースにされることをおすすめします。
 理由はソフトケースは外からの急なショックに耐えられないので、取り扱いに神経を使い安全面の不安があります。ハードケースは何らかの衝撃があった場合に完全に防いでくれるので安心感があります。
 私は最初は家で練習していたこともあり、ずーっとソフトケースを使っていました。数年間に先生にいくことになりハードケースに代えました。ハードケースに替えたことで、安心して保管、移動できるようになりよかったです。また、家で保管する上もハードケースは安全・安心です。
 ただ、当面予算を抑えて、とりあえず家だけでチェロを扱うのであれば、ソフトケースでも大丈夫です。

3.1ハードケースの選び方

ハードケースは重さと値段が反比例の関係にあります。外出する場合、背負いますので、チェロ+ケースの重さがかかりますので、ケースは軽い方が良いですが、中には非常に軽いケーズもありますが、値段が20~40万円程度と非常に高いです。一方5万程度の安いケースはかなり重量が大きいものになります。レッスンが主な外出であれば、中間の10万円くらいがおすすめです。私の場合はカーボンマックの10万円程度のものをシマムラ楽器さんで購入しました。通販でも販売していますので参考になさってください。

重量/値段で探してみますと以下のようなタイプになります。
非常に計量なタイプ;
  重さ 2.6kg 値段 30万円 MUsilia (島村楽器さん)

https://www.shimamura.co.jp/shop/yokohama-classic/product-introduction/20170701/113

重量 : 約3.4kg  値段 10万円 カーボンマックCFC-3(amazon)


重量 : 約3.4kg  値段 11万円 Fiumebianca(島村楽器)

https://www.shimamura.co.jp/shop/yokohama-classic/product-introduction/20170603/60

なお、ハードケースの中に弓や小物をいれるポケットがついています。カーボンマックの場合は2本の弓を収納できます。小物入れにはもしもの場合の弦切れで困らないようあ線などの弦をいれておけば便利です。
 また、湿度対策のものをいれておくのもいいと思います。

3.1注意事項など

 移動する場合は背中に背負いますが、肩幅よりも広く、目に見えない状態になり、よくバスの入り口、改札口などでケースが当たってしまうことがあります。狭いところを通る場合は注意が必要です。でもこのような場合を保護するケーズなので、やもえないです。私は透明のテープを横幅の一番広い部分には貼っています。

4.譜面台

教則本などを乗せるために必要です。とりあえずどんな譜面台でも問題ないと思います。私は家族が昔から使っていたものを使わせてもらっています。発表会やそのリハーサルでも必要になります。チェロのレッスンの先生のところには生徒さん用の譜面台が置いてあるので持参は不要です。

譜面台のサンプルがamazon(小物)を参照下さい。

・以下のクリックで「60代からのチェロ習得」のメイン画面に戻れます。

60代からのチェロ習得