シンビジュウムの育て方

2022年6月4日

1.概要

私はシンビジュームの株が3株あります。1株は2年前に咲いてくれましたが、ホかの株は数年の間、いっこうに咲いてくれません。来年の冬~春には咲かせたいと思っています。他の種類の洋蘭には手をかけていましたが、シンビジュームはベランダの片隅にほったらかしにしていたので、もうすこしてをかけて見ようと思っています。
インターネットなどで育て方を調べてみましたので、整理して見ました。参考になさって下さい。



昨年咲いたシンビジュームです

2.シンビジュウムとは

シンビジュウムは東南アジアから日本にかけて自生している原種を交配育成した洋蘭です。とても丈夫で、日にあてて定期的に植え替えすれば、元気に育ってくれる洋蘭。
(私の場合、これまでベランダに地面に置いたままでした。)
 根元にバルブという大きく膨らんだ茎の部分があり、ここに水や栄養をためて株全体が生長します。
(私の場合、バルブがあまり大きくなっていない株が多いのでまずバルブを大きくしないといけないのかなあ)

3.育成環境

1年中日当たりが良い場所で日光にあてないといけない。また風通しの良い場所においてあげることが大切。(葉の間を風が通りぬけるようにゆったりとした場所においてあげる)

4.育て方

(1)水やり
 春 新芽が出てきたら、株を乾かさないようにたっぷり水を与えます。夏に向けて水やりの回数を増やし、これを秋まで続けます。言い換えると春から夏に水を絶やさないようにたっぷり与えれば大きなバルブが形成されて、花芽を出してくれる確率が上がるというわけです。
(2)肥料
 春から秋まで1ヶ月単位で固形の有機肥料を与える、。また、液肥も週1回づつ与えます。開花後からアンプル型などの植物活力剤を与える。(年間を通じて与えていたほうが良いようです)
(3)病気と害虫
 ウィルス病に注意する。(黒いまだらの小さい斑点が出る)
 アブラムシなどの駆除。
(4)用土
 ミックスコンポストやバークを使用。
(5)植え替え
 2年に1回程度で、小さめの鉢に植え替える。

5.春の管理(4~5月)

最低気温が10℃くらいになったら外で管理します。肥料は新芽が出始めたら固形肥料を、また液肥も1000倍のものを週1回与える。1つのバルブに1つの新芽にして、芽かきを行う。この時期は直接光線に当て、遮光ネットをかける必要はありません。

6.夏の管理(6~8月)

 梅雨あけから夕方にたっぷりと水やりします。夏の病害虫に注意する。本格的な夏には10時~3時くらいまで50%程度で遮光します。7月中旬を過ぎたら肥料は与えないようにします。

7.秋の管理

シンビジュームは秋が一番過ごしやすい季節。花芽も早いものは延び出すので、必要な芽かきも怠らないよう注意。長雨時のナメクジにも注意します。11月になり、夜の気温が10℃以下になったら室内に取り込む。(私の場合、年中ベランダに出していました。その理由はシンビジュームは寒さに強く、逆に寒さに当てたほうが良いという認識がありました。今年は花芽の出方を見ながら、室内に取り込みもやってみたいと考えています。) 水やりは徐々に減らしていきます。週2~3日に一回が目安。肥料は9月下旬に1回固形肥料を与えます。

8.冬の管理

 開花の季節。真冬は気温が下がるので、水やりに注意する。最低気温は7℃程度でも大丈夫。室内に置くことが多いと思いますが、窓際でも高温になることもあるので注意する。
胡蝶蘭の育て方デンドロビュームの育て方も参考にしてください。

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洋ランの育成方法