川越、秩父、深谷に行ってきました。

2022年6月4日

○概要

10月後半、新型コロナウィルスも大分収束してきた10月後半に埼玉方面を訪ねました。川越、秩父、深谷に行きました。

1. 川越へ

①高速道路で川越まで

 湘南方面から圏央道を北上、圏央道と関越道のJCTとなる「鶴ヶ島JCT」を更に圏央道を進み、「川島IC」で高速を降り、国道254号線をまっすぐ南下していきますと、「JA いるまの あぐれっしゅ川越」がある交差点を左折直ぐ、上記市場の駐車場に到着。この駐車場が「川越の観光用無料駐車場」です。行った日は新型コロナウィルスの影響もまだあり、平日であったこともあり、無料駐車場は空いておりました。

「JA いるまの あぐれっしゅ川越 」

川越周辺で取れた野菜、お米、お花などを販売しています。埼玉で有名なご当地のうどんが食べられる食堂が併設されておりました。肉うどんが有名のようです。(食べたかったのですが、時間の関係もあり、食せず残念。)

JAさんにあるおうどん屋さん

この駐車場から国道254号線との交差点を渡って、西に向かう道を歩いていきますと、川越の街中心部へ向かうことができます。

②川越城本丸御殿

少し歩くと、右手に「川越市立美術館」、左手に「川越城本丸御殿」があります。本丸御殿に寄りました。入場料は100円程度です。現在残っているのはお城のほんの一部の建物で、あまり大きくはないので、時間をかけずに回ることができます。江戸時代のお城の間取り、柱、襖の様子を見ることができます。


御殿の陳列品

 

襖絵

③川越祭り会館

 川越市中心部へ更に歩いていき、川越祭り会館に行きました。入場料は500円程度。

 館内では、川越祭りの様子を紹介した映画(ビデオ)を鑑賞、その後に解説者による説明を聞くことができます。川越祭りで使用する山車が2台展示されており、その種類や構造や使われ方、などの説明があります。

 江戸でも同様の山車を使った祭りが行われていましたが、現在は神輿の祭りに変わっているとのこと。川越では江戸時代のそのままの山車が今でも観ることができます。

 この2年間新型コロナウィルスのためお祭りは中止になっていますが、このとても大きな山車が練り歩く迫力はすごいだろうと思いました。また、再開されたら見にきたいと感じた次第です。

 「江戸城の門を潜って、城内で山車を練り歩いた。その門を潜れるように山車上部を下に畳める構造になっている」との解説がありました。そうかあ、江戸では侍(徳川家)と町民が一緒にお祭りで盛り上がっていたんだ。と感動した次第。

 

展示されている山車

 ④川越の街を歩く

  少しばかり、街を歩き、お昼をいただき、秩父方面の宿に向かいました。


⑤ホテル(秩父付近)に宿泊

火の見矢倉

  川越周辺には温泉がないので、「じゃらん」で秩父方面の荒川支流の横瀬川添いの温泉がある宿を探して泊まりました。川越から秩父のホテルまでは「国道299号線」(西武鉄道秩父線と並走)で高麗川に沿って登っていき、正丸峠付近を超えて、秩父に入るルートを取りました。約1時間かかりました。

  ホテルは温泉があり、お食事も充実していました。ホテルの際を荒川の支流が流れており、自然豊かな場所でした。(美やま さんに泊まりました)

2.長瀞川下り

長瀞の川下りを楽しむ

   翌日はホテルから国道140号線を北上して長瀞に向かいました。 1本道で約30分程度で着くことができます。川下りのチケット(割引き付き)は予めホテルで購入しておきました。駐車場は購入したチケットの川下り会社ごとで別にあり、現地で教えてもらい、その会社の駐車場に停められました。長瀞の観光おみあげ屋さんの通りは、まだ人出が少ない状態でした。

 ②乗り場、川下りのルート

  長瀞の川下りは上流、下流の2つのルートに分かれており、今回は下流のルートでした。下流ルートの場合は、駐車場から歩いて乗船場所まで向かいます。 平日の9時頃の最初の乗船のため、乗船を待つ人は10名くらいと少なく、20分程待機して、乗船できました。

 

船着場

  

船上より

 当日は水量が少なく、前日は川下りができなかったようですが、少し水量が増えて可能となったとのこと。 船頭さんの解説を聞きながら、スリルのある川下りを20分程度楽しむことができました。川底から河岸までの高低差はそうですね、30〜40mはあるでしょうか。その見上げるような河岸際(左手)に1軒の古民家が見え、船頭さん曰く、「昨年の台風19号の時は、あの古民家の際きわまで水かさがあがったんですよ」

 すごく増水したんだなあと驚きました。川下りは、ゆっくりとした流れのトロ場や流れの急な瀬を2〜3回繰り返して下ります。急な瀬では水飛沫があがり、岩際際を船頭さんが巧みに長い棒を使ってぶつからないようにコントロールし下ります。長雨の降った翌日は水量も上り、流れも早いのでもっとスリルがあるとのこと。後半の岸にはオートキャンプ場があり、「週末には人気があり、夏には子供たちが川に入り、泳いだりして楽しんでいます。」(へええ、楽しそうだ。でもぶつかったりしないか?心配。)

 歩道用の橋がかかっており、「この橋ができるまでは、渡し船で小学生は学校に通ってたんだ。」とのこと。2年くらい前にブラタモリでみたところであり、番組で出てきた長瀞の岩群を川から眺めることができた。船を降りるとバスが待ってくれており、そのバスに乗って、駐車場まで戻していただけます。なお、降った船はどうするか?お分かりでしょうか? 
→はい。クレーンで吊り上げて、トラックに乗せて上流の船着場まで輸送していました。戻りの道は桜並木で有名とのことで、その頃に観光に来れば素晴らしいと思います。なお、川は荒川で東京に入ると隅田川になります。

3. 深谷(渋沢栄一記念館)へ

 国道140号線を深谷方面に向かい、現在大河ドラマになっている渋沢栄一の記念館に向かいました。

 ①尾高惇忠生家

   記念館に向かう途中に「尾高惇忠生家』があり、寄りました。ドラマでは田辺誠一さんが演じており、栄一さんの奥様の生家でもあり、よくドラマでも出てきた場所であり、感慨深く拝観しました。

尾高家全景

 確かこの家の2回で、幕末に「横浜焼き討ち」などの幕府転覆の計画を惇忠、栄一で計画、長七郎(満島慎之介さん演ずる)が計画を断念させた場面の場所だったと思います。江戸末期から明治はじめの暮らしぶりが、台所のかまどなどがそのまま残っており、見ることができます。ドラマでも血洗島では藍を生産して豊かになっていた様子が描かれていますが、その「藍玉」が展示されていました。 尾高惇忠は富岡製糸場の初代工場長にもなられた方。 

藍玉の展示

渋沢栄一記念館

 個人の記念館としては大変立派な建物です。駐車場も広く、平日でもあり、来場者も少なくゆっくり拝観できました。 栄一さんのロボットが見れます。

③旧渋沢邸

 この後、渋沢栄一の住んでいたお宅を訪ねました。
 中には入れませんが、とても広い敷地で、周りを見て回りました。この日は熊谷付近のビジネスホテルに泊まりました。日帰り温泉に併設されており、ホテルに泊まると温泉を利用できて便利でした。

旧渋沢邸でもロボットさんが。

4.再度秩父へ(秩父銘仙館へ)

翌日は再度国道140号線を通り秩父へ向かいました。

 ちちぶ銘仙館

  絹織物で有名な秩父銘仙に関する資料館を訪ねました。

 

館内では秩父銘仙の着物を羽織ったり、機織りの様子、染付の様子などを見学することができます。建物は昭和の頃の木造建築が残っており、小さい頃の小学校の校舎のような佇まいで、とても懐かしい気持ちになりました。

 

 ②秩父市内散策

  その後、秩父市内を散策し、秩父神社へ参拝しました。秩父神社へ入る手前の交差点の向こうに、秩父鉄道の機関車が通過していくのが見れました。  

   

 ②帰路へ

  この後また、国道140号線を深谷方面に向かい 花園ICから関越道に乗って、帰宅の途につきました。

 

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