鎌倉の源氏山をハイキングして大仏様に参拝しました
〇概要
4月の初旬に、北鎌倉から源氏山を超えて、長谷大仏までハイキングに行ってきました。現在 NHK大河ドラマでは「鎌倉殿と12人」(2022年4月)を放送しています。鎌倉時代に思いを馳せて、鎌倉の小さな山をハイキングするのもいいと思います。約1.5時間程度で歩くことができます。
1.北鎌倉駅から浄智寺へ
電車では横須賀線の北鎌倉駅に向かいます。(10:00頃)
駅では線路を渡った西側の改札を出ます。平日なので、年配の観光の方が多く降りた。
車が通る大きい道路を鎌倉方面に向かいます。歩道がなくダンプカーなども通るので歩行には注意が必要です。 歩いて直ぐに、左手に円覚寺への参道があります。時間に余裕があれば、先に参詣するのも良いです。
更に進むと、右手に東慶寺の入口があります。
東慶寺は江戸時代、女性のかき込み寺であったと依然読んだ本で知りました。
(夫が迎えにきても、事情を確認して、女性の意思を尊重して追い返して女性が立ち直るまで保護されたお寺であると読みました。)今日は時間がないので入口を見て、先へ進みます。
しばらくすると、右手に折れる、浄智寺入口の石の標識がありますので ここを曲がります。
この道を進むと、右手に浄智寺があります。
$$$ 写真 $$$
なんとも、茅葺の屋根のお堂が見えて風情があります。奥に岩を掘ったような
庭園が少し見えます。今回は時間がないので、入口だけ見て進みます。
2.浄智寺から 鎌倉山(葛原岡神社)
浄智寺の先から山道に入ります。といっても歩きやすいハイキングができるような道です。今回はスニーカでしたが、ほぼ問題なく歩けました。
葛原岡神社までは、いくつかアップダウンを繰り返し、30~40程度で 葛原岡神社(後述する日野俊基を祀る神社)に着きました。座ってお昼などを頂ける広場があります。
ここから、源氏山の源頼朝の像があるところまでいけますが、今回は行かずに大仏ハイキングコースで長谷に向かいました。
直ぐの所に日野俊基卿墓(後醍醐天皇の親政に参加し、討幕計画を計画したと疑われ、最後にこの辺で処刑された。明治維新後に功労者として評価される。明治天皇から従三位を追贈される。宮内省よりの下賜金でこの神社が建てられた。
辞世の句 古来一句 無生無死 万里雲尽 長江水清
とても学問が出来た方であったようです。家系図を見ると藤原氏の家系。)があります。
http://www.kuzuharaoka.jp/about.html
3.鎌倉山から長谷へ
葛原岡神社から長谷へ大仏ハイキングコースを進みます。
<分岐の行先板>
ここからは、かなり急な下り坂が4つくらいあります。1つめの急な坂を降りていたら、杖をついて山に向かっている地元のおじいさんが「あと3つ大きな坂がありますよ」と親切に教えてくれました。
坂の部分はちょっとすべらないよう注意が必要です。 向かう先の長谷は海に近く標高が低く、出発点の北鎌倉は山手なので、源氏山から長谷までの方が標高差が大きいのだな、その分逆コースの登りはきついんだろうなあ。(北鎌からのルートが歩き安くて初心者には正解です。)
最後の急な坂を降りると、高徳院に面した大通りに出ます。手前に大仏切通しに向かう分岐があります。
今回は、長谷のイタリアン(MANNAさん)でランチを頂きました。 前菜がしっかりしたボリュームがあり、とてもおいしかった。
<MANNAさん の地図>(地図を拡大しますと位置がわかります)
4.甘縄神社、長谷大仏へ
甘縄神社によりました。この神社は鎌倉でも一番古い神社とのこと。
北条時子もよく参詣されていたとのことです。
次に、ひさしぶりに高徳院の長谷大仏を拝みに参りました。平日ということで、参拝客も少なく大仏様を静かに拝むことができました。
創建当時は大仏殿があり、その当時の大きな礎石が境内に見ることができます。屋根瓦が出土しないので、木材などの屋根であったようです。この日は真っ青な空に大仏様が鎮座しており、露座の大仏様は美しいです。
かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな (与謝野晶子)
(大仏後ろに句碑がありました)
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