デンドロビュウムの高芽取り・植え付け

2022年6月4日

1.概要

今年は、どういうわけか?デンドロビュームの古い株に高芽ができる現象が多く見られました。原因はこれまでより肥料・活性液を多めに春先与えた影響ではないか?と考えています。6月になり、高芽が成長して、根や葉も大分大きくなったので、高芽取り・植え付けを始初めて行ってみました。

2.株の高芽の状況

写真のように、大分大きくなっています。新しい葉の状態もとても元気です。

1鉢目(手前に高芽の白い根が見えます)
2鉢目(複数の根が成長した高芽が見えます)

3.高芽取りの準備

古い株から分離するために使用するカッターナイフ、ハサミをライター等の熱で消毒します。

カッターを加熱処理する

3.高芽取り

カッターで高芽と古株の接合面を切断しようとやってみましたが、やりずらかったので、予備で高芽を回転させるように(軽くちぎるように)、もぎ取るように力を加えたところ、意外と簡単に分離」できました。

このような感じで分離しました
分離できた高芽

一株芽で、下の写真のように5本くらい分離することができました。

高芽取りを終えた株

1つ、株の地面に近いところから出ていた高芽はもう地面に根を張ろうとしていたのでそのままにしました。

そのまま残した高芽です

100均で売っている ワイヤーを使って、古い株の整形(複数本を束ねて、すきまを設ける)を行いました。また、多すぎる古株は間引きをして空間を多くとりました。

古い株を整理した後の状態です

4.高芽の植付け

高芽取りで分離した芽を別の鉢へ植え付けしました。

(1)水コケを洗面器へ入れて、水で十分に戻して植え込み材料として準備します。

水こけを準備します

(2)鉢底にネットを敷き、発泡スチロールの塊を少し敷きます。
   (ネットは虫が底から侵入しないように、発砲スチロールは、あまり水コケが多いと湿った状態が続きすぎるので、水コケの量を適度に減らすため。)スチロールは写真よりもう少し多めに入れました。

鉢底にネットを敷く。
発砲スチロールを入れる

(3)その上に水苔を敷きます。

水コケを底に敷きます

(4)高芽を水コケで覆って、植え付けます。1鉢で5本くらい一緒に植えてみました。

植え付けます。

高芽が出ている方は参考になさってください。

なお、デンドロビュームの育て方も別のブログ記事で掲載しています。

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洋ランの育成方法