Dampit(ダンピット) チェロの乾燥対策

2022年6月4日

チェロは秋から冬になりますと乾燥して木の状態が変わるため、調弦が狂うなど大変になります。このためチェロに湿気を与える以下のようなダンピット(チェロ本体の乾燥対策)をチェロの上の穴に入れておくと一定の湿度を保つことができ、安定した調弦が可能になります。ダンピットは桶などに水を少し貯めて、その中で水を吸収させてから使います。3~4日で水分がなくなりますので、また水に浸して入れ直します。5月から9月くらいは湿度が高くなるため使用しません。チェロのお手入れの参考にしてください。

1.ダンピットの入れ方・収納の状況


チェロに入れた感じは以下の写真のイメージ。
ダンピットを入れるF字の上下の穴は下の穴が正解です。理由は上段の穴ですと、ダンピットがチェロ内部の根柱に当たる可能性があるためです。下段の穴は上段より大きいですが、ダンピットに付属するプラスチック製のワッシャーリングをチェロ本体面との間にかませるこことにより、穴の中に落っこちることを防いでくれるので問題ありません。(2021年度以前の記事では、上段に入れるように記載していました。すみません。


写真のように入れて、チェロケースで収納しておけば、2~3日はケース内の湿度が保てます。私の場合、週一で水を補給したりしていますが、それでも十分celloの弦が大幅に狂うようなことはなく、良い状態が保てていると思います。

ダンピットを入れた図

引き出したときのイメージをご参考になさって下さい。

2.ダンピットの構造について


ダンピットの本体には小さな穴が開いています。そして管の中にスポンジ状の水分を吸収・含める素材が入っています。洗面器などに水をため、写真のように手でやさしく抑えて、水を含ませます。

長い間、チェロに入れている水分がなくなり、乾燥して固くなっています。ゆっくり水を含ませて水分を吸収させて下さい。

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ダンピットの水分が無くなるまで1週間程度のため、毎週週末などでチェロをケースから出して、練習して、また収納する前にダンピットの水分補給を行っています。(忙しくてチェロをケースに入れたまま1週間以上入れておく場合もあります。私の場合は、水を含ませたティッシュをビニール袋に入れて、ケース内の上段の網袋に入れたりしています)

補助的な対策

3.ご購入(ダンピット)の参考情報


クロサワ楽器店様などでも売っています。通販様(AMAZONさんなど)でも販売しており、参考になさって下さい。


なお、ダンピット以外でも通販で購入できる小物類を記事にしていますので参考になさって下さい。

 チェロ始めるのに必要な小物(その1)

 チェロ始めるのに必要な小物(その2)

チェロ小物

チェロ練習で必要な小物などを購入のご参考用に種類別にamazonで購入可能なものを整理しました。ご参考になさってください。

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