50代、60代でチェロを始める方法

2022年6月4日

1.初めに

私は昔からチェロを弾けるようになりたいと思っていましたが、仕事に追われてなかなか始める機会がなかったのですが、60代になり、少し時間の余裕も出てきたので、チェロの練習を始めてみようと思い行動を開始しました。このブログはチェロを50~60代で始めてみようと考えておられる方に参考にしていただけるよう私のチェロを始めた様子をご紹介します。60歳前半ではじめ、3~4年現在練習を続けています。


2.チェロの先生を探す

40代のころは時間的な余裕もなく、少し先生に教えてもらってあとは独学でチェロを練習していました。その後転勤などもあり、練習は途絶えてしました。60歳代中ごろで再チャレンジになったわけですが今度は先生についてきちんとしたレッスンを受けたいと思い、先生を探しました。
googleなどで チェロ レッスン教室 などのキーワードで検索し、隣町で先生を探せ、月2回のレッスンを開始したのです。

3.楽器の修理が必要に。

私の場合は、40代で少し独習しており当時購入していたチェロがありました。独学で数年くらいチェロを弾いた後、20年間程はケースに入れたままでした。そのため大分チェロが痛んでしまっており修理が必要になりました。
①弓の毛の張替え
②弦の張替え

ここまでは、通常のメンテナンスで行うものですが、更に以下の修理が最終的に必要になりました。
③駒の交換
張力に引っ張られて曲がってしまっており、新品の駒に交換しました。

④上部の駒交換
A線などの調弦が難しく、何度もA線が新品なのに切れてしまうので、いろいろインターネットで調べたところ上部駒の溝が深くなっているのが原因とわかり、交換する修理を行いました。 

⑤糸巻の交換
調弦が難しくなっており、いろいろ滑り止めなど塗ってためしましたが、改善できず、新しい糸巻に交換してもらいました。
⑥指板の交換
指板が浮いていましたので、しっかり付着するための修理を行ってもらいました。
⑦駒の高さ調整
練習を再開して2年ほどになりますが、先生から弦と指板の間が空きすぎているとのコメントをいただき駒の高さ調整(低くする)を行ってもらいました。この調整で抑えやすくなり、大変弾きやすくなりました。
⑧ハードケースに交換
しばらくの間は昔から使っていました布製のケースでしたが、先生のところへはバスで移動するので、ハードケースに交換しました。とても安全で安心して移動できるようになりました。
  メーカは”Carbon Mac"社です。約10万円でした。重量パフォーマンスを考えた場合、10万円くらいがちょうどよいクラスと考えて選びました。

 シマムラ楽器さんから実際は購入しました。youtubeでハードケースの紹介する動画がありますので紹介いたします。楽天などからでも購入いただけます。


修理のための楽器屋さん

上記の修理やケースの購入は 横浜みなとみらいの「島村楽器」さんでお願いしました。とても丁寧な対応で安心して修理をお願いしています。

    https://www.shimamura.co.jp/

4.教材


 チェロの練習をするための教則本は、「ウェルナー」を使っています。以前は独学でしたので「鈴木の教則本」なども使っていましたが、現在はウェルナー一本です。20年以上も前に譲っていただいた本を使っています。最近購入したチェロソロ曲の本は「休日のチェリスト」(いとうたつこ編):ドレミ楽譜出版 です。演奏会用にその中にある「亡き王女のためのパヴェーヌ」(Ravel)を練習しました。比較的 やさしい曲も多いです。「白鳥」(Saint-Saens)も入っていますがまだまだ難しいです。伴奏のCDがついていますので、CDラジカセで流して演奏練習ができ便利です。



5.チェロの練習方法

マンションで練習するので、駒に消音器をつけて練習しています。サイレントチェロを使われる方もいるようです。消音器は以下の写真のようなものを駒に挟みます。練習はまだ少し働いていますので、家にいる日は毎日1時間程度練習をしています。以前引けなかった曲もだいぶスムーズにひけるようになりました。


6.レッスン

レッスンは週2回 各1時間お願いしています。レッスンで指摘された課題を次回まで注意して練習します。新型コロナウィルスの影響などもあり、現在レッスンによる勉強をやめて、自宅の練習だけで進めています。新型コロナがおちついたら、レッスンをうけるようにしたいと考えています。

チェロ小物

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