チェロ(ウェルナー教則本)のピアノパートの楽譜入手方法
○概要
ただいま、チェロは独習しています。チェロのピアノ伴奏があればもっと楽しく練習して楽しめると考えて、いろいろインターネットやYouTube などを調べているとIMSLP というサイトで古いクラッシックの楽譜が入手でき、ウェルナー教則本のピアノパートの楽譜が入手できることがわかりました。
今回はこの楽譜の入手方法について紹介します。
IMSLP ; International Music Score Library Project (国際楽譜図書館事業) の略です。
1.練習曲を楽しく演奏したい
チェロの練習をウェルナー教則本を使って練習されているとお聞きしましたが、どうやって練習されていますか?
楽譜を見て練習すしています。音程、リズムが自己流になってりまうので、YouTube
に載っているウェルナーの曲を参考にして頭に入れて、自分の演奏を近づけるようにしています。そのYouTubeの紹介は「youtube を活用したチェロ(ウェルナー教則本)の習得方法」で以前紹介しましたね。
はい。教則本の練習だけでは退屈になりませんか?
そうですね。練習することが目的のため、同じ曲を繰り返して何度も弾いているので退屈なこともありますが、一日の練習時間内で自分で決めた複数の練習曲を織り交ぜて
練習したりしています。
ウェルナーのピアノパートの曲の音源があれば、合わせることで楽しくなりますね。
良い質問ですね。YouTube の演奏で、ピアノ伴奏付きで演奏されている先生の曲がありました。以前 「youtube を活用したチェロ(ウェルナー教則本)の習得方法」で紹介しています。
伴奏曲付きの演奏を聴いていますと、曲全体が1ランク上になる点や、伴奏に合わせることで正確なリズム感を習得できるような気がします。
なるほど。
自分でも伴奏曲に合わせて弾けたらいいなあと思っています。そんなことから、伴奏用の楽譜が入手できないか?調べていました。
販売されているにしても楽譜は高いものですものね。
はい。それがクラシックの曲を無料で入手できるサイトがあることに気が付き、調べたところウェルナーのピアノパート付きの楽譜がその無料サイトで入手できることがわかりました。
そうなんですね。有益な情報なので、ご教示下さい。
はい。
2. IMSLP ; Petrucci Music Libraryとは
ウェルナー教則本ピアノパートはIMSLP (;International Music Score Library Project (国際楽譜図書館事業) の略です)というサイトで入手できます。
このサイトは 著作権が切れた昔のクラシック曲や自作の曲を自由にアップロードして交換できるサイトで、その楽譜を無料で参照でき、ダウンロードできるサイトです。運営のため寄付をお願いされますが、しなくても取得できます。チェロでいいますとバッハの無伴奏曲楽譜も入手できます。(但し、本当にバッハの時代のペンによる手書きの楽譜で素人には読みづらい楽譜です)チェロの楽譜を無料で入手するには便利なサイトです。
それはいろいろと活用できそうですね。
3.IMSLPのサイトアドレス
yahoo やgoogle で「IMSLP」と入力するとそのサイトへのアドレス(概要)IMSLPが出ますので、そこからアクセスできます。
gooogle 検索結果(IMSLP)
IMSLPのアドレスは以下です。
https://imslp.org/wiki/Main_Page
IMSLPの初期画面は以下です。
4.IMSLPでの楽譜検索方法
IMSLPでの楽譜検索方法は以下となります。
作曲者または楽曲名を指定して検索することができます。最初に表示されたIMSLPの画面に検索するための検索窓がありますので、そこに求めたい作曲者や楽曲を指定して検索することができます。
- ウェルナー教則本 ピアノパートの検索方法
(1) IMSLPの初期画面の一番上の大きな「ISMLP」をクリックすると、検索用画面に切り替わります。 (有料の会員権のメニューがあります。会員に登録しなくても、検索・入手はできます)
(2)左上の「SCORE」のメニューの「作曲者から」を選択すると作曲者の目次画面が表示されます。
(3)WERNERのため、WEを選択します。そうしますとリストの中に Werner,Josef があります。
この Werner,Josef をクリックします。
(4)Wernerの曲目リストが表示されます。この中の「Praktische Violoncell-Schule,Op. 12」
が目的に楽譜で、クリックします。
(5)Werner Josef の教則本関連のリストが表示されます。
上段にある楽譜はチェロソローパートの楽譜。内容は販売されている楽譜と同じ内容です。下段に4つの単位で表示されているものがピアノパートの楽譜になります。
(6)ダウンロードします。各楽譜リストの左側の↓をクリックすると以下の合意の画面で「ダウンロードを続行」するとダウンロードが始まります。
(7)検索結果
指定した楽譜が画面上に表示されます。
(7)PDFダウンロードは画面右上のダウンロードボタンを押下するとPDFファイルで取得できます。
5.ウェルナー教則本 ピアノパートの楽譜内容
実際、どのような曲にピアノパートがついていますか?
はい。入手したピアノパートはウェルナー教則本の中で、最初にNo.がついている曲が対象になっています。
VOL.1 1ポジションの曲
VOL.2 2~7ポジションの曲
VOL.3 第2巻以降のNo.22~のもの(と思う)
VOL.4 No.32~の曲
で取得でき、私の練習ではVol.1~2になります。
番号がついている曲はウェルナー教則本内でも重要な曲目ですよね。
はい。そうです。
6.今後のピアノパートの活用について
今後はどのように活用をお考えでしょうか?
在以下のことを検討していこうと考えています。
(1)ビアノの弾ける方に伴奏してもらいチェロを弾く
私はピアノが弾けないので、もし弾ける方がいらしたら、伴奏していただき演奏したら楽しくなります。
(2)私の今後の活用アイデア
この楽譜の内容を楽譜作成アプリで入力して、電子的な楽譜からスピーカーに音声出力して、それに合わせて演奏できないか、試行しています。楽譜作成ソフトは無料のものがないかいろいろ調べています。
それは楽しいですね。
はい。
進捗はどのようでしょうか?
現在の進捗としては スタインバーク社のdorico se が良さそうと考えてトライしているところです。そこで、ウェルナー教則本のピアノパートが完成したら、また報告します。
是非楽しみにしています。
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